「その夜、リビングに飲み物を取りに行くと、父と母が話していました。『ビンゴが、パンティが』って声が聞こえたので、廊下で立ち聞きしてしまいました。」
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「これなんですか?」
「ビンゴで当たったんだよ。」
「えっ、パンティが?」
「そう、おまえ穿いてみるか?」
「嫌よ!こんなの。」
「趣味じゃないね。じゃあ、啓子に穿かせようか?」
「なに言ってるの。ダメよ!」
「まだ早いか?」
「そうじゃなくて、あなたも学校のこと知ってるでしょう?品位が大事なの。」
「品位っ?下着まで?」
「そう、下着は白で、流行を追わないもの・・・って決まっているの。」
「白で、流行を追わない・・・かぁ、じゃあ、こんなスキャンティは禁止だな?」
「もちろんよ。それよりあなた、どうしてスキャンティのこと知ってるの?」
「この間、部下が呑み会でパンツのこと話してたんだ。あの子はノーマルで、あの子はスキャンティ・・・とか。」
「まあっ、厭らしい。」
「でもね、若い子は普通に職場で穿いてるし、女課長は特に小さいって。凄く下のほうで穿くからラインでわかるらしいよ。」
「え-っ?男は良く見てるね~」
「女はどうしてあんな小さいパンツ穿くんだろう?スカートの中は風紀が乱れてる。そんなこと言うやつも居たよ。」
「お堅い職場なのにね?」
「職場とパンツは関係ないんじゃない?」
「まあね。」
「おまえは若いころからスッポリ包む大き目が好きだったなあ?」
「そうね、家庭環境かな。母は、パンティは清潔でピッタリしたのが良い。ガードルは女性のたしなみ・・・って言ってたの。」
「お母さん、正統派だけど、ちょっとボンデージっぽいね?」
「まあ、窮屈だけど、ヒップのラインが綺麗に見えるから良いのよ。」
「趣味はいろいろ?」
「そうね。あなたはスキャンティには感じないんでしょう?」
「まあ、ガードルのほうが・・・・」
「でしょう?だから、啓子にはきちんとした下着を着けさせたいの。」
「まあ、そこは、お前の流儀でいいよ。」
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「話を立ち聞きしたんですね?」
「そうなの。父が取引先のパーティに参加して、ビンゴの景品がスキャンティだったの。私には聞かせたくなかったと思うわ。」
「それで、啓子さんはパンツに興味あったんですか?」
「そうなの、家族で温泉に行ったとき、大人のパンツが小さくてビックリしたの。」
「ああ、スキャンティですね?」
「そうなの。大人があんな小さいパンツ穿いているなんて・・・」
「それで、ご両親の話が気になったんですね?」
「そう、凄く気になったし、二人の話しは良くわかったわ。OLが普通にスキャンティ穿いていることや、男子社員がそのことに興味を持っていることも・・・」
「大人ってエッチだと思ったでしょう?」
「そうね。だから、大人がスキャンティ穿くのも納得できたわ。」
「わかります。それで、ビンゴのスキャンティはどうしたんですか?」
「その後、家族の留守にこっそり取り出して見てみたの。とても小さいスキャンティが3枚入っていたわ。」
「そんなに小さかったんですか?」
「そうなの。大人用のとても細くて小さいタイプだったの。」
「それで、穿いたんですね?」
「・・・・」
「穿いたんでしょう?」
「そうよ、まだ家族が帰る時間じゃなかったから、こっそり穿いてみたわ。」
「エッチな気分にならなかったですか?」
「・・・・」
「穿いたとき、興奮したんでしょう?」
「そんなっ・・・・」
「女性はみんな濡らすらしいです。啓子さんだって?」
「そんなこと誰から聞いたの?」
「わかるんです。思い出してください。」
「・・・・」
「大人用のとても細く小さいスキャンティだったんでしょう?引っ張り上げても、お尻の下のほうで止まるような感じでしょう?鏡に写してたんでしょう?」
「・・・・」
「恥ずかしかったでしょう?」
「恥ずかしかったわ。」
「ドキドキして、あそこ触ったりしなかったんですか?」
「・・・・」
「触ったんでしょう?」
「そんなっ・・・」
「汚したんでしょう?」
「でも・・・」
「でも、何ですか?」
「でも、罪悪感があったの。」
「罪悪感ですか?」
「鏡に写したら、もうギリギリでヘアが出そうなの。中学生が穿くパンツじゃないと思ったわ。大人の女が穿くパンティだと思ったの。」
「禁断の実を食べたような感じですか?」
「そう、そんな感覚かな。不思議だったわ。」
「大人しか穿いちゃいけないパンツを穿いちゃったんですね?」
「そうよ。中一の私が穿いちゃいけない。なのに親に内緒で穿いてしまった」
「穿きたかったんでしょう?」
「そうなの。大人のパンツが穿きたくて・・・」